脚本家特集、6人目は副シリーズ構成(?)である藤田伸三さんです。
何で僕が勝手に副シリーズ構成と呼んでるかといいますと、後々の伏線となるような話を冨岡さんの代わりに作ってる時があるからです。
例えばXYでは、
セレナとサトシの初対面(正確には再会ですが)を書いた(5話)
後々の伏線になりそうなカラマネロを登場させた(19話)
などです。
なので重要回の感じがしたら冨岡さんか藤田さんと思っていればいいと思います。

さて、藤田さんともう一人、米村正二さんの2人はポリゴンショックが起こった時くらいから脚本に参加し始めた人達です。
首藤さんのコラムによると首藤さんが、
アニポケの小説作り
ロケット団のテーマ作詞(結果できたのが「ロケット団よ、永遠に」です)
映画脚本(「ミュウツーの逆襲」)執筆

と、アニメ本編の脚本を書く時間があまりなくなったので(実際、31話「ディグダがいっぱい!」以降、「ニャースのあいうえお」まで脚本を一切書いてません)その埋め合わせ(と言うと言い方が悪いかもですが)にこの二人を入れたということらしいです。
ちなみにこの2人の共通点は師匠が「名探偵コナン」などを書いてる柏原寛司さんだということです。
柏原さんに相談しに行ったんでしょうか…

ここまでいきさつを話してきました。まだまだあるのでもう少しお付き合いお願いします。

藤田さんのアニポケ脚本のデビュー回はアニポケ屈指の神回、「ピカチュウのもり」です。
この回は元々放送される予定ではなかったようでポリゴンショック後の会議にて急遽放送が決まったそうです。
なので主要スタッフは豪華で、絵コンテは当時監督だった日高政光さん、作画監督は1話の作画監督もした酒井啓史さん、そしてAロールのほぼ全部の原画を神作画で知られる岩根雅明さんが描いてるという豪華ぶり。(岩根さんについては3話の感想記事で少しだけ語ります)
さらにさらにこの回だけのための挿入歌、「おやすみぼくのピカチュウ」もあるという優遇っぷり。
流石ポリゴンショック明け一発目の話!

話の詳しいところは感想記事で書きますのでお楽しみに。

さて、藤田さんの特長の最初に言うのは「テンプレ展開が多いこと」です。
ちょうど言うならXY13話みたいな話です。
テンプレでも趣向が凝らされてればいいんですが(上に挙げた13話など)ないとただのつまらないワンパターンな話になります。
藤田さんには良くも悪くも安定性を求めるので特にテンプレ傾向が強いんです。

それ以外では、19話の感想でも言いましたがサトシの描写が上手いです。
冨岡さんばりのカッコよさを見せることもあります。

後はシリアスな話が得意、ロケット団の描写は良い時も悪い時もあり、バトル描写もそれなりですね。

こんなところでしょうか。

これから先、藤田さんの名前が出てくる機会が多くなりますが、僕は応援したいと思います。
例えテンプレであっても!(笑)

次回はカオス回の帝王(笑)、米村正二さんです。