お待たせしました、感想記事後編です。

前編はこちらからどうぞ。

さて、ロケット団はほしぐもちゃんがみんなから離れて自由に行動するのを見て、これはチャンスとばかりにほしぐもちゃんゲットの為の策を講じていました。
かなりクサい大きい生ゴミを持ちながら(笑)
勿論、ブチドガスと認識しているからこそこういう手に出たわけですが、映像で見ての通りどこから持ってきたんだというくらい大きくクサイです。
大体巨大岩くらいはあるでしょうか。
そのクサさを雷のエフェクトで絵で表現してみせたのは面白かったですし、これを作るために生ゴミという生ゴミを集めまくったのだろうな、と思うとその働きっぷりを他の作戦に費やせばいいのに…という無駄遣い感を感じてしまいます。
その無駄遣い感がロケット団なので、頑張るベクトルは違えど応援したくなるというものです。
顔がデフォルメチックになっているのも演出の自由さを表していると思いますし。

そしてそれをメタモンを探しているザオボーに雷のエフェクトごとぶつかって臭さを移している演出は、臭いがいく風の演出よりもどうやって臭さが届いたのかを物語っていて面白いと思いました。
こちらもデフォルメ調になってましたし、その後に咄嗟に「ゴミ捨て場に行く途中で迷子になって…」と嘘をつけるあたりは流石の危機管理能力です。
先程の「ジャリジャリボンボン」といい、雑ながらも乗り越えていく様は意外と冴えてる部分もあるのだなと思わせる場面ですよね。
この後これをどうしたのかは結局一切明かされませんでしたが…生ゴミ捨て場で一生懸命岩のような生ゴミをこねていたのはなんとなく分かりました(笑)

さて、そうやってメタモンを探していたサトシ達ですが、この時にきちんと自分が避けてしまったからこそ逃げてしまったと謝るリーリエを、「予防接種が苦手なのは誰でも同じ」と責める姿勢を一切見せなかったのは良かったですね。
トラブルが起こったとしても、それはすぐに誰々が悪いとなるわけではなく、メタモンも予防接種が怖かったからこそ生き物的な本能で逃げたのであってそこに人間の良し悪しは存在しない、と生き物的な部分を引き出しながら、決してポケモンに触れないリーリエ1人のせいにする事はない優しい世界を引き出しているのは、スクールにおいても良い傾向なのではないでしょうか。

いちいち誰か1人のせいにしていたら、それこそ責任逃れであまり良い大人には育ち辛いですから。ハンディがあってもみんなで乗り越えることこそが「同級生」と言える、そんな環境をバーネットも含めて作れていたと思います。
…他のみんなが注射が苦手と子供らしい反応をする中で、カキだけ何も言わずに目を閉じて汗をかきながら頷いていたのが妙にガチな反応で笑ってしまいました。
カキさん、あなた本当に…と妙な同情も含んだというものです(笑)

そんなわけでリーリエに責任を押し付けるでもなくみんなで探す事になったメタモンですが、メタモンの変身能力は驚異的と話すロトム図鑑の後ろで、あまり目が見えない状態で変身していたんです!
ロトムの普通のフォルムチェンジに変身するならまだ分かるのですが、個人的にロトム図鑑バージョンのロトムに変身できる、というのはクオリティの高さを感じた次第です。
…なんですが、ロトム特有のニヤリ顔はできるにもかかわらず目がよく見えないという事態から想像できる点は目だけ変身できていないという一点なんですよ(笑)
そういえば最初のメタモン使いであるイミテのメタモンも、目が点のままだったということを思い出しますね。
こうでもしないとメタモンが見つからないというメタ的な意味はあるにせよ、ドジっ子の部分も秘めているメタモンは可愛いというものです。

と、いうわけでここからはダイジェストでメタモン捕獲までの道筋を見ていくことにしましょう。

・タマタマが寝ている姿が凄く気になるマオでしたが、数えてみると一個多いということでそこにメタモンが混じっていた
・プリンに紛れるも意外とまんまるボディに目が点は可愛い
・ロトム図鑑が機械らしく「目がドットになっている」とメタモンの変身の特徴を言う
・ヌオーがいたので後ろを向いていたのもあって怪しいと思っていたが、みんながみんな目が点なので見分けがつかずにサトシが「ド〜ット!?」と焦る(松本さんのアドリブクサイですねぇ…)
・コダックに変身するも追い詰められ、サトシ達のポケモンを見てシロンに変身するも、触れない事からバレてサトシに「とったど〜!」をされる


と、ざっとこんな感じなのですが、これだけ見ると意外とトラブルにしてはのんびり緩く進んでいるように思ってしまいます。
ですがこの趣旨がさあ大変!の大きなトラブルというよりは逃げちゃったけど害を起こすわけではないから大丈夫とメタ的に語っているようにも感じるんですよ。
勿論、マオの反応が狙っていた感じもありましたし(←それはお前のさじ加減だろ、ちなみに個数違いは最初見た時点で僕は気付きましたね)、ヌオーやシロンの件は何と無く想像できる点ではありましたが、それでも笑えない、予想通りというよりは、その点からしてクスッとできる範囲に収まったといいますか。

ここでもし深刻な雰囲気が出ていたら、それこそガチガチに管理しているのではないか、とエーテルパラダイスの印象が悪くなってしまいますから、「スクールの授業の一環」と考えるくらいが丁度良いと思っています。
その点このメタモン探しは、エーテルパラダイスの空気とスクールの空気を両方持ち合わせていたと思います。
サトシの「とったど〜!」もその1つですね(笑)無駄に躍動感があったのが面白い所です。
後は後ろを向くヌオーの姿がプリンの時と一致していたらそうなんじゃないかと思った点や、ドット目というゲームでしか通用しないけれどもロトム図鑑には通用する言い回しはダイジェストの中では良かったですね。

ちなみにそんな中ほしぐもちゃんは何をしていたかといいますと、ムサシが邸宅から持ってきた金平糖を嗅ぎつけて現れ、食べてはまたテレポートをして姿を消していました。
いやはや、意思を持って移動しまくるとこういう厄介なことが起こるというものですね。既にロケット団翻弄されてるじゃないですか。
ロケット団相手なので金平糖の食欲を満たす意味では良かったかもしれませんが、後々あまりいたずらしすぎると怒られるところまで行きそうだな、とは思いました。
まあ可愛いですけども。

そんなわけでメタモンに予防接種をさせることに成功した訳ですが…サトシさん、リーリエの(ポケモンに触れなくて仰け反る)反応が早かったというのは無邪気な皮肉じゃないですかねぇ…
まあ本人達が良ければいいのでしょうが。
そしてこのメタモンのトラブルというのが深刻な問題でなく以外とゆるくてよかった点がここで現れることになります。
というのもバーネットとビッケがキュワワー同士が絡まって大変だった、やツツケラがウソッキーを木だと思って突いてパニック、などのトラブルを笑いながら語っていたんですよ。
こういう管理された所ではそういうトラブルが起これば問題になるところですが、ポケモン同士の諍いを良い意味で笑い話にして「ポケモンが相手だもの、毎日色々あるわ」といって当たり前のことのように捉える…こういう寛容な対応こそが野生に返す上では重要なのだと思いました。

トラブルというのは管理されていない野生の場ならよく起こるものです。なのてその野生の環境と同じものを作り上げて決して争いのない素敵な世界よりもリアルなものに仕上げている…
それをルザミーネはしている、と唱えるビッケの姿はきちんと説得力のあるものでした。
それに対してサトシが興奮してリーリエは自分の母親の偉業に照れ臭そうに喜ぶ可愛い一面を見せたのですが…(とはいえメタモンだけ隔離されていたのはやはり気になります)そのルザミーネがリーリエを心配してやってきてメタモンを捕まえたことに褒めて電話を受けて去っていくというのが…
一応長なのは間違いないのでしょうが、実地にいない時点であまり偉業に説得力がないと言いますか…

更にはみんなで捕まえたとリーリエが言っているのに、ルザミーネはリーリエが捕まえたことにしているあたりも、相変わらず自分の世界で生きてるなぁ、と思った次第です。
過度の心配も、裏を返せばリーリエを赤ちゃんとしてしか見てないのと同じですから。
とはいえ、ルザミーネにそういう扱いをされてもみんなが微笑ましく見ているのであればリーリエも微笑んだ姿はただ単に赤ちゃん扱いされるのが嫌なだけで、母親に愛されること自体はむしろ望んでいるという解釈でいいでしょうね。
メタモンの件について「遅いです!」と言っていたのも、助けてくれるならば助けて欲しかった気持ちも少なからずはあったでしょうから。
なので本当の意味で愛される日を楽しみにしたいですね。

そしてそうやって色々エーテルパラダイスの中をで歩かれると困るのがザオボーで…
なんかの拍子に思い出したら、と言っているので恐らくは人体実験をした後で記憶を消したパターンということになるでしょうか。
そのカギとなる部分というのが、ウロウロほしぐもちゃんを探して歩いている時にロケット団が見つけ、禁断の部屋の中に残してあった一枚の資料でした。
それというのが、タイプ:ヌルの対ウルトラビースト用の能力だったわけです。
これでタイプ:ヌルはウルトラビースト撲滅のために存在するポケモンとわかりましたね。
水面下でこういう実験が行われていて、もしリーリエがこの実験に関与していたとしたら…ウルトラビーストと本当に出会った時には異変が起こるかもしれない、ということになります。
それを知った時にどうリーリエが強くなる決意をするのか…気になるところではあります。
後はほしぐもちゃんがどうなるかですが…その点は個別記事で触れることにしましょう。

と、いうんけでロケット団に資料を見られるものの、「ほとんど見てないってレベルで見てないです」と切り返し、嫌な笑いで話は幕を閉じることになります。
ここ最近ナレーションがないですが、ここの場合はやばいものを見つけてしまったロケット団と、ルザミーネ達が憧れているにもかかわらず殲滅しようとする現実主義者のザオボーの笑いと思えば、このまま不気味にフェードアウトする方が雰囲気が出ていて良かったところです。
ほしぐもちゃんのテレポートでの少しのドタバタもおもしろかったですし。
しかし自然とは程遠いこの研究室…ニャースがヒゲを震わせただけあって不気味というものです。

と、いうわけで次回はグラジオがタイプ:ヌルを率いて対戦となります!
果たしてリーリエとは合うのか、そしてタイプ:ヌルはシルヴァディになれるのか、楽しみです!