久々のロケット団回…ヒドイデの恋の行方は…?
というわけで今回はしばらく影が薄かったヒドイデのメイン回となります。
センパイと対決することになった経緯など、過程も大事になってきそうです。
それでは続きから感想です!
というわけで今回はしばらく影が薄かったヒドイデのメイン回となります。
センパイと対決することになった経緯など、過程も大事になってきそうです。
それでは続きから感想です!
SM第58話「泣かないでヒドイデ!」
脚本:関根アユミ/絵コンテ,演出:榎本守/作画監督:田之上慎,小林ゆかり,志村泉/作画監督補佐:香月麻衣子
ヒドイデの気持ちの逡巡と、コジロウのヒドイデに対する気持ち…その辺りが見事に描かれていた回でした!
というわけで僕の予想していた通りの秀逸なロケット団回でした!
長い間一緒にいると中々その人の気持ちに寄り添い続けることは難しくなる…そこがちょっとした事である崩れる図をコジロウとヒドイデの描写から見ることができましたね。
女の子のヤキモチ焼きというのはある意味では愛情表現でもあるけれどもコジロウからしてみれば少し困惑する事でもある…
他人からはいくらでも言えますが当事者ほど分かりづらくなるからこその少しのコジロウの情けなさみたいなのもありましたし、
ヒドイデもヒドイデで自分でそんな態度をとったからこそ、センパイが出てきた時に自分の思いはどこにあるのかと考える…どちらにも特にならずに考えた結果を真摯な形で示してくれたと思います。
そのすれ違いの複雑さ、センパイの言葉の説得力の良さも当事者だけでは分からないことが多過ぎることを明かしてくれましたね。
そしてバトルして仲良くなったコジロウとセンパイは、ドククラゲを助けた時にセンパイから惚れられるという展開に…
オチは相当面白かったですし、コジロウの思いやりの良さもみられたと思います。(それが人に与える影響力の強さも…(笑))
そしてサトシ達が出てきたのは少しだけでしたが、サトシの純粋なポケモンの優しさを、コジロウと重ねる部分は上手かったと思います。
あれだけでもサトシと共にいた価値はありましたし。
後はやはりお泊まり会回でも思いましたが、榎本守さんの絵コンテは上手いですね。
位置関係から立場を見ることができましたから。
そんなわけで一つ一つの感想に移ります。
さて、話はムサシがコジロウ達を連れてショッピングに来たところから始まります。
しかも目を輝かせるだけでなくて「フルで買っちゃおうかしら!」みたいなことを言うほどの気合の入れよう…ミミッキュ回でもそうでしたがムサシのショッピングに対する熱意というものは相当なものがありますね…
ある意味でストレス発散の意味合いもあるとは思いますが、それ以外はヒドイデ以外みんな男ということを考えると辛くはあります。
そんな中で女の子のヒドイデはサニーゴのサンゴをネックレスにしたものを見つめていました。
コジロウはそのネックレスを綺麗だとは思ったものの、買ってあげられないとかなら申し訳なさそうに話していました…
というのも、最初の所でお財布を持っていたのはコジロウであり、ムサシの暴走を止める立場にいない事から、予算が足りなくなることを恐れて買わないでおいた、というメカニズムが成り立つからなのですが、ここでポイントなのはヒドイデはそれに関してはわがままを言っていない、つまりは自分から欲しいと言っていないということなんです。
勿論ヒドイデも憧れのものであり、後々出てくる「センパイとの思い出」もこのサンゴには詰まっていると思うのですが、欲しいから見ていた、とはあれだけでは言い切れません。
なので直接の理由とは言いづらいのですが…コジロウはそんなヒドイデのサンゴを見つめる姿にかなり申し訳なさそうにしていたんですね…
欲しがっていたのにも関わらず拒否してしまったことに罪悪感を覚える形が表情にも現れていたので。
ちなみにこれはヒドイデとコジロウの間での話なのでムサシ達はこれを見ていたわけではありません。
なのでコジロウからの言葉を受け止めるしかなかった、というのもポイントではあります。
この罪悪感もコジロウが優しいから成せることですよね…予算関係はどうにもできないですから。
そしてショッピングが終わった頃には相当な買ったものの品物を男性陣が抱えまくっている姿がそこにはありました…
しかもソーナンスに至っては手に持てない分腕に引っ掛けたり頭に乗せたりと1番待遇がひどかったので…結構ムサシのソーナンスへの扱いが分かるようです(笑)
しかもムサシの「生きてる目的!」とも言っているショッピング熱…気持ち的には自分が手に入れられるものは全部手に入れよう!という貧乏性があるのかもしれませんね。
結構色々なところをたらい回しにされた印象がありますから…
その「生きてる目的」からロケット団としての目的を語った上で、メスのプルリルを見つける流れは話のテンポ的にスムーズだと思いました。
最近ロケット団の目的を見失いかけてきた中での説明と行動がスムーズに説明されていましたから。
確かにプルリルがアローラで出てくるのは珍しい気もしますしね。
そんなわけでコジロウはプルリルをピンクで可愛いじゃないか、と思いゲットしようとするのですが…ヒドイデがこの世の敵とばかりにプルリルに攻撃をして追い返したんですよ。
この動きはニャースの通訳から他の女の子に目を向けて欲しくなかったからと分かり、普通に目で見ても視聴者にも分かることでしたが…問題はコジロウ自身はヒドイデに恋愛的な好意を持っていないということなんですよ。
これが恋人同士ならばヒドイデのヤキモチな気持ちも読み取った上で他の女の子に目が向かないように努力すると思うのですが、恋愛感情を持ってないとなると、ヒドイデを思う気持ちとポケモンをゲットしたい気持ちが別になってもおかしくはありません。
況してやその前に珍しいポケモンをゲットすること、と再認識してますからね、外見の主観的意見もサンゴの件ではっきりしているので尚更コジロウの行動にも納得がいくものです。
ですがヒドイデ自身は恋心を持ち続けているので、コジロウが他の女の子に目が行くと起こるヤキモチ焼きな部分があってもおかしくはない…泣き顔がアップになった上で可愛く泣く辺りからも分かるように結構子供っぽい所もあるヒドイデの姿を見せてくれましたよね。
正に乙女心…ムサシやニャースがヒドイデに味方する気持ちも分からなくはないです。
ムサシもこう見えて乙女心は全開レベルでありますし、ニャースも恋で人語を話す努力をするくらいですから。
ですがポケモン思いの強い感情はあっても恋愛感情がないコジロウにとっては結構困惑するのもまた分かるんですよね。
要素だけ見て結構外の立場言えてしまう場合もあるので…当事者の気持ちも考えろ、というやつです。
とはいえ、「コジロウのことを好きなヒドイデの気持ちも考えろ」というニャースの言葉は、広義的に見るとヒドイデの気持ちが分かっていないということにもつながるので、コジロウは謝ったのだと思います。
その前にサンゴを買ってやれなかった罪悪感もあると思いますし、気持ちを持ち続けているヒドイデと違って、一緒にいる時の好意的な気持ちは家族と同じで身近な程薄れてしまう危機感も分かっていたと思いますから。
そして涙に対して許してあげたらきっちりコジロウを顔で飲み込んだのは可愛くもあり、一種の愛情表現なのだろうなぁ…と思わされました。
速攻で泣き止んだのもコジロウに振り向いてもらいたい気持ちもかなりあったと思うので。
そんな時に、かのヒドイデの初恋の相手、センパイがヒドイデの前に現れることで物語は大きく動いて行くわけです…
ちなみにセンパイとコジロウが似ているからこそヒドイデはコジロウを好きになったのですが、ムサシとニャースが「頼りなさそうなところ」や「優柔不断なところ」と言っていたのが正にラブコメ系主人公を地面で行っていて面白かったですね(笑)
確かに元おぼっちゃまなのでいざとなると頼りなくなりますし(その情けなさが可愛いという意見も多数)、優柔不断もムサシのきっぱりした性格と比較するとそうと言えるでしょう。
要は比較対象ですが…性格付けとしてはありですし、実際そういう部分がこの回では結構見られることになります。
そしてこの事に怒った事でヒドイデの毒に呑まれていたコジロウが復活するのですが、このシーン後々で重要なので覚えておいてください。
要は気持ちの強さが毒抜きに比例しているということです。怒りのパワーは時として強い感情を呼び起こしますから。
まあコジロウからしたらそんなおぼっちゃま気質から脱出したい思いは強いと思うので怒りたくもなりますよね(笑)
で、センパイは久々にヒドイデに会ったことで海のある砂浜から走り出していきましたが…何とそのセンパイをヒドイデがビンタ!
かなり注目していたコジロウ達を驚かす展開がそこには待っていました。
その恋路を結構真剣になって見ていたロケット団の野次馬根性も凄いのですが、ムサシの「修羅場よ修羅場!」のウキウキ感ですよ…(笑)
まさか修羅場なんて言葉をアニポケで聞くとは思わなかったですし、こういうのが好きなのは女性らしいよなぁ…と思わされました。
そんな様子をニャースが訳して紙芝居形式にして紹介していたのですが…犬山イヌコさんの熱演によってかなり止め絵でも面白いものになっていました(笑)
しかも紙芝居の絵が修羅場の興味の持ちようを物語るかのように綺麗に描かれてますし…ニャースのノリノリさが伝わってきます。
ムサシも修羅場の中身を知りたくて嬉々としてましたし…これだからニャースは便利なんですよね。
サトシ達にない良い利点だと思います。
それによると…
「泣き虫ちゃんとセンパイ」という紙芝居タイトル
ある日、恋に恋しているヒドイデが探し物をしているとドククラゲが襲ってきた。
それを助けたのが以前から憧れていたセンパイだった。
しかもキザな感じに「安心するのはまだ早いぜ泣き虫ちゃん」と言いながらも格好良くドククラゲを捕まえたままぶん投げて、ヒドイデを助けてみせた。
そして友達の間で流行っているサニーゴのツノがほしくて、と言ったヒドイデに対してじゃあ今度持ってきてあげるよ、とウィンクしながら言ってヒドイデを更に惚れさせた。
しかし数日後センパイのいた岩場を通りかかると、何とそのセンパイがキザな感じで他のヒドイデにサンゴを渡していた。
それに傷心したヒドイデはそこから二度とセンパイとは会わなかった。
という形でしたが…流れが中々に恋愛ドラマのテンプレを地で行く展開だったのは逆に面白かったですね(笑)
何せポケモンの恋愛でここまで複雑な経緯を辿った例はなく、人間的でもあったので。
しかも指をイジイジさせているヒドイデのいじらしさは可愛かったですし、キザなセンパイもウザかったりと、人間のドラマをポケモンに持ち込むとここまで面白くなるのだな、とも思わされました。
こうして見るとヒドイデは、女の子の間で流行っているサンゴを探している意味では、一歩間違えればスイーツ(笑)の部類に入っていたかもしれないくらい女子女子していたのは可愛かったですね。
今のヒドイデの乙女像が分かるようです。
とはいうもののここまでそのセンパイとヒドイデの物語がテンプレなのは、ある意味では伏線とも言えると思いました。
その理由は後ほど…
ちなみに話だけ聞くとムサシの言う通り完全にセンパイがアウトなのですが…センパイは他のヒドイデが落としていたサンゴを拾ってあげただけと言ったんです。
これだけ聞くと言い訳のように聞こえますが、僕は本当のことだと思います。
根拠はセンパイのキザな対応です。あれは好きな人にキザ、というよりただ単の格好付けに見えたので(笑)つい他のヒドイデに対してもそういう格好付けをしてしまった、という図が出来上がるので。
更に書けば順を追って見ていくと普通にこのセンパイはいいヒドイデなのは分かりますしね。
そんな誤解の中でセンパイは前々から持っていたサンゴをヒドイデに渡そうとしますが…ヒドイデはそれを拒否してコジロウの足にまとわりついたんです。
この時のヒドイデの嬉しそうな表情がまた可愛いんですよね、コジロウのことが好きなのがよく分かります。
センパイの時とは違う別の理由で…
ですがセンパイはコジロウがヒドイデをたぶらかしたと思い込んで攻撃し、挙げ句の果てには進化してドヒドイデになるほど怒っていたんです!
この時点で少しベクトルはズレているけれども、センパイのヒドイデを思う気持ちはかなりの物というのが分かると思います。
進化というのは、これまでのポケモン達の例からも分かるように強い気持ちがあるからこそなるもの…ヒドイデを思うセンパイの気持ちはそれに比例していた、というわけです。
実際勘違いからの攻撃の図は、恋愛ドラマにおいては良くある話ですから。
それこそが男の強さの見せ所でもあり、行動で心を見せる流れに繋がるので。
しかもその流れでドヒドイデに大きくなった事によって毒の量も相当なもので…センパイに噛まれたコジロウはいつもと違ってかなりキツそうにしていました…
それにヒドイデは怒ってセンパイは逃げ出すわけですが…問題はこのヒドイデの気持ちが描かれた様子をロケット団みんなが見ていないという事なんですよ。
実際コジロウがこれを見ていたらヒドイデの気持ちは読み取れていたかもしれないのに…と思うとすれ違いの秀逸さが分かると思います。
しかもその毒によってセンパイの気持ちの強さを知ってコジロウの頼りなさというよりは悲しい優しさが出ることになるのですから…毒は思った以上に効いた、というわけです…
そんなわけで連れ帰りにやってきてくれたキテルグマに引き戻され(こういう時に迎えは便利ですよね)、毒を取ることになりましたが…これまた取る事が中々に長くなっていました。、毒が中々抜けないのはドヒドイデだから、というのとニャースの言っていた通りヒドイデのは愛情表現なので弱くしていたという優しい見方もありますが…伏線的にはセンパイにかなりヒドイデの愛をぶつけられたからこそかなり弱気になったという見方の方もかなり強くありそうです。
というのも、この時点で自分は買ってやれなかったサンゴをセンパイは持ってきたことと、ヒドイデを守るために進化した気持ちの強さから、気持ち的にセンパイの方に行った方が幸せなのではないかと思っていたんですよ。
自分があまりにもヒドイデが身近すぎるあまりヒドイデに対しての愛情を見せていなかったという罪悪感が積もりに積もった結果、ヒドイデを愛せていない自分なんかより…と自尊感情がかなり低くなってしまったんですよ。
その事というのはコジロウの優しさでもあり、頼りないと思われてしまう気の弱さに繋がっているというわけです…
物の見事にコジロウのキャラを表していますし、悲しさが伝わってくるというものですね…
こういう優しさが逆に女性を傷つけるというのに…という感じです。
本当に大事なのはヒドイデ自身の気持ち…なのですが、コジロウはコジロウを思ったヒドイデの行動を見てないですし、悩んでしまうと視野が狭くなってしまう部分もあるので。
ですが近い存在ほどその姿が見られなくなってしまうのは当然のことですし、センパイは久々に会って刹那的なヒドイデの気持ちの強さが明確になるのもまた当然といえます。
ここは遠く離れているほどその人への印象が強くなる、というリアリティからも分かります…このリアル志向の葛藤が秀逸、というわけです。
コジロウの気持ちも分かりますし、その事にショックを受けてそこを立ち去ってしまったヒドイデの気持ちも分かる…リアルなものです。
ヒドイデ自身の幸せと、ヒドイデの幸せを思うあまりヒドイデ自身の幸せを見失う姿は正に「悲しいすれ違い」と言えるでしょう…
そして落ち込んでいる姿をサトシやククイ博士、そしてバーネットが見つけるところでAパートは終わります。
コジロウの気持ちは分かりながらも、自分は捨ててしまわれたのではないかとも思うヒドイデの気持ち…サトシ達の元で癒されることはあるのでしょうか?
Bパートではセンパイの声かけにも注目です。
お楽しみに。
脚本:関根アユミ/絵コンテ,演出:榎本守/作画監督:田之上慎,小林ゆかり,志村泉/作画監督補佐:香月麻衣子
ヒドイデの気持ちの逡巡と、コジロウのヒドイデに対する気持ち…その辺りが見事に描かれていた回でした!
というわけで僕の予想していた通りの秀逸なロケット団回でした!
長い間一緒にいると中々その人の気持ちに寄り添い続けることは難しくなる…そこがちょっとした事である崩れる図をコジロウとヒドイデの描写から見ることができましたね。
女の子のヤキモチ焼きというのはある意味では愛情表現でもあるけれどもコジロウからしてみれば少し困惑する事でもある…
他人からはいくらでも言えますが当事者ほど分かりづらくなるからこその少しのコジロウの情けなさみたいなのもありましたし、
ヒドイデもヒドイデで自分でそんな態度をとったからこそ、センパイが出てきた時に自分の思いはどこにあるのかと考える…どちらにも特にならずに考えた結果を真摯な形で示してくれたと思います。
そのすれ違いの複雑さ、センパイの言葉の説得力の良さも当事者だけでは分からないことが多過ぎることを明かしてくれましたね。
そしてバトルして仲良くなったコジロウとセンパイは、ドククラゲを助けた時にセンパイから惚れられるという展開に…
オチは相当面白かったですし、コジロウの思いやりの良さもみられたと思います。(それが人に与える影響力の強さも…(笑))
そしてサトシ達が出てきたのは少しだけでしたが、サトシの純粋なポケモンの優しさを、コジロウと重ねる部分は上手かったと思います。
あれだけでもサトシと共にいた価値はありましたし。
後はやはりお泊まり会回でも思いましたが、榎本守さんの絵コンテは上手いですね。
位置関係から立場を見ることができましたから。
そんなわけで一つ一つの感想に移ります。
さて、話はムサシがコジロウ達を連れてショッピングに来たところから始まります。
しかも目を輝かせるだけでなくて「フルで買っちゃおうかしら!」みたいなことを言うほどの気合の入れよう…ミミッキュ回でもそうでしたがムサシのショッピングに対する熱意というものは相当なものがありますね…
ある意味でストレス発散の意味合いもあるとは思いますが、それ以外はヒドイデ以外みんな男ということを考えると辛くはあります。
そんな中で女の子のヒドイデはサニーゴのサンゴをネックレスにしたものを見つめていました。
コジロウはそのネックレスを綺麗だとは思ったものの、買ってあげられないとかなら申し訳なさそうに話していました…
というのも、最初の所でお財布を持っていたのはコジロウであり、ムサシの暴走を止める立場にいない事から、予算が足りなくなることを恐れて買わないでおいた、というメカニズムが成り立つからなのですが、ここでポイントなのはヒドイデはそれに関してはわがままを言っていない、つまりは自分から欲しいと言っていないということなんです。
勿論ヒドイデも憧れのものであり、後々出てくる「センパイとの思い出」もこのサンゴには詰まっていると思うのですが、欲しいから見ていた、とはあれだけでは言い切れません。
なので直接の理由とは言いづらいのですが…コジロウはそんなヒドイデのサンゴを見つめる姿にかなり申し訳なさそうにしていたんですね…
欲しがっていたのにも関わらず拒否してしまったことに罪悪感を覚える形が表情にも現れていたので。
ちなみにこれはヒドイデとコジロウの間での話なのでムサシ達はこれを見ていたわけではありません。
なのでコジロウからの言葉を受け止めるしかなかった、というのもポイントではあります。
この罪悪感もコジロウが優しいから成せることですよね…予算関係はどうにもできないですから。
そしてショッピングが終わった頃には相当な買ったものの品物を男性陣が抱えまくっている姿がそこにはありました…
しかもソーナンスに至っては手に持てない分腕に引っ掛けたり頭に乗せたりと1番待遇がひどかったので…結構ムサシのソーナンスへの扱いが分かるようです(笑)
しかもムサシの「生きてる目的!」とも言っているショッピング熱…気持ち的には自分が手に入れられるものは全部手に入れよう!という貧乏性があるのかもしれませんね。
結構色々なところをたらい回しにされた印象がありますから…
その「生きてる目的」からロケット団としての目的を語った上で、メスのプルリルを見つける流れは話のテンポ的にスムーズだと思いました。
最近ロケット団の目的を見失いかけてきた中での説明と行動がスムーズに説明されていましたから。
確かにプルリルがアローラで出てくるのは珍しい気もしますしね。
そんなわけでコジロウはプルリルをピンクで可愛いじゃないか、と思いゲットしようとするのですが…ヒドイデがこの世の敵とばかりにプルリルに攻撃をして追い返したんですよ。
この動きはニャースの通訳から他の女の子に目を向けて欲しくなかったからと分かり、普通に目で見ても視聴者にも分かることでしたが…問題はコジロウ自身はヒドイデに恋愛的な好意を持っていないということなんですよ。
これが恋人同士ならばヒドイデのヤキモチな気持ちも読み取った上で他の女の子に目が向かないように努力すると思うのですが、恋愛感情を持ってないとなると、ヒドイデを思う気持ちとポケモンをゲットしたい気持ちが別になってもおかしくはありません。
況してやその前に珍しいポケモンをゲットすること、と再認識してますからね、外見の主観的意見もサンゴの件ではっきりしているので尚更コジロウの行動にも納得がいくものです。
ですがヒドイデ自身は恋心を持ち続けているので、コジロウが他の女の子に目が行くと起こるヤキモチ焼きな部分があってもおかしくはない…泣き顔がアップになった上で可愛く泣く辺りからも分かるように結構子供っぽい所もあるヒドイデの姿を見せてくれましたよね。
正に乙女心…ムサシやニャースがヒドイデに味方する気持ちも分からなくはないです。
ムサシもこう見えて乙女心は全開レベルでありますし、ニャースも恋で人語を話す努力をするくらいですから。
ですがポケモン思いの強い感情はあっても恋愛感情がないコジロウにとっては結構困惑するのもまた分かるんですよね。
要素だけ見て結構外の立場言えてしまう場合もあるので…当事者の気持ちも考えろ、というやつです。
とはいえ、「コジロウのことを好きなヒドイデの気持ちも考えろ」というニャースの言葉は、広義的に見るとヒドイデの気持ちが分かっていないということにもつながるので、コジロウは謝ったのだと思います。
その前にサンゴを買ってやれなかった罪悪感もあると思いますし、気持ちを持ち続けているヒドイデと違って、一緒にいる時の好意的な気持ちは家族と同じで身近な程薄れてしまう危機感も分かっていたと思いますから。
そして涙に対して許してあげたらきっちりコジロウを顔で飲み込んだのは可愛くもあり、一種の愛情表現なのだろうなぁ…と思わされました。
速攻で泣き止んだのもコジロウに振り向いてもらいたい気持ちもかなりあったと思うので。
そんな時に、かのヒドイデの初恋の相手、センパイがヒドイデの前に現れることで物語は大きく動いて行くわけです…
ちなみにセンパイとコジロウが似ているからこそヒドイデはコジロウを好きになったのですが、ムサシとニャースが「頼りなさそうなところ」や「優柔不断なところ」と言っていたのが正にラブコメ系主人公を地面で行っていて面白かったですね(笑)
確かに元おぼっちゃまなのでいざとなると頼りなくなりますし(その情けなさが可愛いという意見も多数)、優柔不断もムサシのきっぱりした性格と比較するとそうと言えるでしょう。
要は比較対象ですが…性格付けとしてはありですし、実際そういう部分がこの回では結構見られることになります。
そしてこの事に怒った事でヒドイデの毒に呑まれていたコジロウが復活するのですが、このシーン後々で重要なので覚えておいてください。
要は気持ちの強さが毒抜きに比例しているということです。怒りのパワーは時として強い感情を呼び起こしますから。
まあコジロウからしたらそんなおぼっちゃま気質から脱出したい思いは強いと思うので怒りたくもなりますよね(笑)
で、センパイは久々にヒドイデに会ったことで海のある砂浜から走り出していきましたが…何とそのセンパイをヒドイデがビンタ!
かなり注目していたコジロウ達を驚かす展開がそこには待っていました。
その恋路を結構真剣になって見ていたロケット団の野次馬根性も凄いのですが、ムサシの「修羅場よ修羅場!」のウキウキ感ですよ…(笑)
まさか修羅場なんて言葉をアニポケで聞くとは思わなかったですし、こういうのが好きなのは女性らしいよなぁ…と思わされました。
そんな様子をニャースが訳して紙芝居形式にして紹介していたのですが…犬山イヌコさんの熱演によってかなり止め絵でも面白いものになっていました(笑)
しかも紙芝居の絵が修羅場の興味の持ちようを物語るかのように綺麗に描かれてますし…ニャースのノリノリさが伝わってきます。
ムサシも修羅場の中身を知りたくて嬉々としてましたし…これだからニャースは便利なんですよね。
サトシ達にない良い利点だと思います。
それによると…
「泣き虫ちゃんとセンパイ」という紙芝居タイトル
ある日、恋に恋しているヒドイデが探し物をしているとドククラゲが襲ってきた。
それを助けたのが以前から憧れていたセンパイだった。
しかもキザな感じに「安心するのはまだ早いぜ泣き虫ちゃん」と言いながらも格好良くドククラゲを捕まえたままぶん投げて、ヒドイデを助けてみせた。
そして友達の間で流行っているサニーゴのツノがほしくて、と言ったヒドイデに対してじゃあ今度持ってきてあげるよ、とウィンクしながら言ってヒドイデを更に惚れさせた。
しかし数日後センパイのいた岩場を通りかかると、何とそのセンパイがキザな感じで他のヒドイデにサンゴを渡していた。
それに傷心したヒドイデはそこから二度とセンパイとは会わなかった。
という形でしたが…流れが中々に恋愛ドラマのテンプレを地で行く展開だったのは逆に面白かったですね(笑)
何せポケモンの恋愛でここまで複雑な経緯を辿った例はなく、人間的でもあったので。
しかも指をイジイジさせているヒドイデのいじらしさは可愛かったですし、キザなセンパイもウザかったりと、人間のドラマをポケモンに持ち込むとここまで面白くなるのだな、とも思わされました。
こうして見るとヒドイデは、女の子の間で流行っているサンゴを探している意味では、一歩間違えればスイーツ(笑)の部類に入っていたかもしれないくらい女子女子していたのは可愛かったですね。
今のヒドイデの乙女像が分かるようです。
とはいうもののここまでそのセンパイとヒドイデの物語がテンプレなのは、ある意味では伏線とも言えると思いました。
その理由は後ほど…
ちなみに話だけ聞くとムサシの言う通り完全にセンパイがアウトなのですが…センパイは他のヒドイデが落としていたサンゴを拾ってあげただけと言ったんです。
これだけ聞くと言い訳のように聞こえますが、僕は本当のことだと思います。
根拠はセンパイのキザな対応です。あれは好きな人にキザ、というよりただ単の格好付けに見えたので(笑)つい他のヒドイデに対してもそういう格好付けをしてしまった、という図が出来上がるので。
更に書けば順を追って見ていくと普通にこのセンパイはいいヒドイデなのは分かりますしね。
そんな誤解の中でセンパイは前々から持っていたサンゴをヒドイデに渡そうとしますが…ヒドイデはそれを拒否してコジロウの足にまとわりついたんです。
この時のヒドイデの嬉しそうな表情がまた可愛いんですよね、コジロウのことが好きなのがよく分かります。
センパイの時とは違う別の理由で…
ですがセンパイはコジロウがヒドイデをたぶらかしたと思い込んで攻撃し、挙げ句の果てには進化してドヒドイデになるほど怒っていたんです!
この時点で少しベクトルはズレているけれども、センパイのヒドイデを思う気持ちはかなりの物というのが分かると思います。
進化というのは、これまでのポケモン達の例からも分かるように強い気持ちがあるからこそなるもの…ヒドイデを思うセンパイの気持ちはそれに比例していた、というわけです。
実際勘違いからの攻撃の図は、恋愛ドラマにおいては良くある話ですから。
それこそが男の強さの見せ所でもあり、行動で心を見せる流れに繋がるので。
しかもその流れでドヒドイデに大きくなった事によって毒の量も相当なもので…センパイに噛まれたコジロウはいつもと違ってかなりキツそうにしていました…
それにヒドイデは怒ってセンパイは逃げ出すわけですが…問題はこのヒドイデの気持ちが描かれた様子をロケット団みんなが見ていないという事なんですよ。
実際コジロウがこれを見ていたらヒドイデの気持ちは読み取れていたかもしれないのに…と思うとすれ違いの秀逸さが分かると思います。
しかもその毒によってセンパイの気持ちの強さを知ってコジロウの頼りなさというよりは悲しい優しさが出ることになるのですから…毒は思った以上に効いた、というわけです…
そんなわけで連れ帰りにやってきてくれたキテルグマに引き戻され(こういう時に迎えは便利ですよね)、毒を取ることになりましたが…これまた取る事が中々に長くなっていました。、毒が中々抜けないのはドヒドイデだから、というのとニャースの言っていた通りヒドイデのは愛情表現なので弱くしていたという優しい見方もありますが…伏線的にはセンパイにかなりヒドイデの愛をぶつけられたからこそかなり弱気になったという見方の方もかなり強くありそうです。
というのも、この時点で自分は買ってやれなかったサンゴをセンパイは持ってきたことと、ヒドイデを守るために進化した気持ちの強さから、気持ち的にセンパイの方に行った方が幸せなのではないかと思っていたんですよ。
自分があまりにもヒドイデが身近すぎるあまりヒドイデに対しての愛情を見せていなかったという罪悪感が積もりに積もった結果、ヒドイデを愛せていない自分なんかより…と自尊感情がかなり低くなってしまったんですよ。
その事というのはコジロウの優しさでもあり、頼りないと思われてしまう気の弱さに繋がっているというわけです…
物の見事にコジロウのキャラを表していますし、悲しさが伝わってくるというものですね…
こういう優しさが逆に女性を傷つけるというのに…という感じです。
本当に大事なのはヒドイデ自身の気持ち…なのですが、コジロウはコジロウを思ったヒドイデの行動を見てないですし、悩んでしまうと視野が狭くなってしまう部分もあるので。
ですが近い存在ほどその姿が見られなくなってしまうのは当然のことですし、センパイは久々に会って刹那的なヒドイデの気持ちの強さが明確になるのもまた当然といえます。
ここは遠く離れているほどその人への印象が強くなる、というリアリティからも分かります…このリアル志向の葛藤が秀逸、というわけです。
コジロウの気持ちも分かりますし、その事にショックを受けてそこを立ち去ってしまったヒドイデの気持ちも分かる…リアルなものです。
ヒドイデ自身の幸せと、ヒドイデの幸せを思うあまりヒドイデ自身の幸せを見失う姿は正に「悲しいすれ違い」と言えるでしょう…
そして落ち込んでいる姿をサトシやククイ博士、そしてバーネットが見つけるところでAパートは終わります。
コジロウの気持ちは分かりながらも、自分は捨ててしまわれたのではないかとも思うヒドイデの気持ち…サトシ達の元で癒されることはあるのでしょうか?
Bパートではセンパイの声かけにも注目です。
お楽しみに。

コメント
コメント一覧 (8)
生き物である以上好意や恋心というものはありますし、今回はニャースという通訳がいたのでスムーズにやり取りが進みましたしね。人語を覚えた理由が恋愛なだけに、最適だと思いました。
ですが種の違いという隔たりが存在するのが悲しい所ですね。故に好意に応じる事も難しい、と。そこからすれ違っていくシーンはいかにも恋愛シーンらしい展開だと思いました。
近くにいるからこそ気づけない、というのは個人的に、XY&Zのシルブプレパニックを思い出しました。あれも話が弾みすぎるあまり、ユリーカに対する気持ちが疎かになったという回だったので。
しかし今回は気づいたからこそ、すれ違いが起こったというのがリアルですね。SMもコミカルに見えて意外と現実味のある描写があるなと思えました。
コジロウのヒドイデはあの姿ですが、『女』であるというのを改めて実感した回でもあると思いました。
とはいえ宿命のライバルという立ち位置は、変わらなさそうですが。
そして今回ムサシがストレス発散で買ったものが、キテルグマの住み家に増えてますよ
コミカルなラブコメと見せかけてかなりの修羅場、でも実はポケモン同士の普遍的な愛がテーマだったりそこに介入するべきかどうかのコジロウの苦悩が描かれてましたね。ヒドイデにとってサニーゴのツノは欲しかったものでもあり罪悪感を募らせる物だったりと複雑な心境でしたですし。
※プルリルは原作ではUSUMからアローラでも野生で出てきます。
雰囲気的にはニャビーゲット回のあれと同じものを感じました、この辺りは演出も結構うまかったと思います。
恋愛沙汰をポケモンの形で真剣に描くのは面白いものですね、画期的だったと思います。
というよりも1番苦手である悪事を中心にやっていること自体が不器用と言えなくもないんですよね(笑)
ここまで複雑に恋愛模様を描かれると新鮮に感じてしまいます。
ヒドイデの気持ちも分かりますしコジロウの気持ちもわかるので…
というわけで、久しぶり&2018年初コメントです。よろしくお願いします(ちなみに、先週のロトム回は、「ロトムがワチャワチャしていただけで面白くなかった」という姪の独断で録画が消されていました(笑)ロトムェ…)
今回は、久しぶりのロケット団回となったわけですが、やっぱりコジロウは自分のポケモンに対しては優しいですよね。あそこだけ見れば、とても悪の組織の一員とは思えませんから。
ただ、今回はその優しさがヒドイデとのすれ違いを生んでしまったと思うと、切ないですよね。まぁ、スノードロップさんが仰ったように、サニーゴのアクセサリーを買ってあげられなかった罪悪感とセンパイの毒を浴びたので、弱気になってしまったというのもあったとは思いますが、ヒドイデの気持ちを考えると見ていて辛かったですね。
ちなみに、ムサシ、乙女心がなんとか言ってましたが、もうそんな年じゃあn…
(I.T.さんは、ログアウトしました。続きは後編で)
なかなか毒が治らなかったのも相手の攻撃が強烈だから、という部分もあると思いますからね。
毒が治るのは自分の心しだいなのにもかかわらず勘違いした可能性も考えられます。