さて、今回はコハルとイーブイのイーブイツアー第二弾ということで、エーフィとブラッキーの日蝕となります。

それでは続きから感想です!

青無印第79話「月と太陽、コハルとハルヒ」
脚本:松井亜弥/絵コンテ:齋藤徳明/演出:又野弘道/作画監督:新城真,升谷有希

エーフィとブラッキーのように太陽と月、互いを補いながら…対比として描くのではなく「同じもの」として描く、を皆既日食と共に体現して見せた話でした!











というわけで、正にハルヒ無双といった話となりました。
いやもうハルヒの価値観部分の描写が完璧すぎて、逆にそのバックボーンをもっと見たかったと思うくらいには台詞回し等も絶妙だったと思います。
例えば人間誰しも不完全という話で、互いを補っていけば上手くいく、という使い方をせずに「ほんの少し楽になる」という言葉を使ったのが、身近な事に置き換えながら決して強い主張になることなく優しく説いている感じが出て、ここでもうハルヒのカツキを諭す伏線になっていたと思います。
そして「過去の事に縛られるのは"ダメ"」ではなく「つまらん」というのも、断定の否定ではなくそこを柔らかくする事で、カツキの復讐心をそのまま包み込もうとする姿勢がみられるので、これもまたハルヒのある種エーフィとブラッキーを見て学んだ事をそのまま活かしているのが良く分かる、というわけです。

この考え方に関しては、日蝕城の城主の余裕じゃないか、隠者となったツキヤの子孫、カツキへの上からではないか、という見方もありますがそうではないですね。あくまで卑下して下に下がってしまったカツキを平等の位置に引き上げているんです。
その証拠に、周りの人間にはカツキの因縁云々を言わずにそのまま何のしがらみもないまま手伝うと宣言しているわけです。
ハルヒはあくまでフラットですし、別に同情でもなければ恵ませでもなく、ただ「月」に一緒にいてほしかっただけなんです。
そのフラットさが台詞にも表れているのが凄いと思いますが、しっかりエーフィとブラッキーの生きざまにも表れていると思いました。

予知能力を持ち、イーブイから進化した時もハルヒを守るためになったエーフィ、そのエーフィを守るために夜に進化したブラッキー。見る角度は違っても決して光と影ではないですし、カツキとのバトルでも願い事の補助と、悪の波導の攻撃の使い分けが上手く使われていたと思います。
前のシャワーズと違って、エーフィとブラッキーという2体体制でのイーブイツアーだったのでキャラ描写の分散が心配でしたが、そのままハルヒとカツキの「太陽と月」の関係性とシンクロさせていたので、これは上手く松井さんも料理したなと思いましたね。

カツキが名乗らない理由、その名前もいてほしいと「カツキ」とみんなに名前を発表したハルヒ…正に皆既日食の如く、日の場所に月もいていいんだという自己肯定感を出してくれた話でしたね。
イーブイツアーというのは、イーブイがブイズの進化系に進化した理由だけでなくてトレーナーとのバックボーンまで描いてほしいという願いが個人的にはあったので、それが2回目にして良い形で叶えられたのは個人的には嬉しかったです。
…個人的にはハルヒとカツキの今後も見たいなぁ、なんて思ってしまいますけど(笑)これもラブコメ厨の考えなので悪しからず、ということで…

ヒマリについても、カツキの事を知っていた分もう受け入れる用意はできていたと思いますから、その上でハルヒに全て任せたのかなぁという感じです。
コハルのイーブイにしてもまねっこはともかくとして、空を見上げた時にコハルが囚われている場所を見つけることができたのは、思いがそのまま通じたということだと思うので、エーフィとブラッキー、両者が描かれたメダルをかけていたことも含めて、無限の可能性が眠っていると思わされました。

というわけで、コハル達がほぼ傍観者でもこういう話もありということで、この感想を終わりたいと思います。
次回はいよいよプロジェクトミュウのトライアルミッション!ということで、ゴウがサトシと共にどう動くのか、楽しみにしたいと思います。