さて、先週は新アニポケ第二章「テラパゴスのかがやき」のOP「ハロ」が凄まじいクオリティで出されたわけですが、今回はその映像についてざっとではありますが書いていきたいと思います。
詳しく書く、というのは今回の映像が「取り敢えず見て感じろ!」みたいなタイプの絵な分そこまでできないと思うので…
それでは続きからどうぞ。
テラパゴスのかがやきOP「ハロ」
絵コンテ,演出:冨安大貴/作画監督:伊藤京子/アクション作画監督:忍田雄介
と、簡単なスタッフ構成だと上のような布陣で、クリエィティブディレクターの冨安さんが、正にXYの副監督時代の働きをしてくださって凄まじいものに仕上がっていて、メインアニメーターの忍田さんがガッツリアクション作監で入る事で動きにキレも出て素晴らしいものになっていると思うのですが、もっとここのクレジットを細かく書くと凄い事になりましてですね…
まずはカラースクリプト、コンテ演出原案、仕上げのおつまみさんですね。
おつまみさんの仕事は空を飛ぶピカチュウ回にてカラースクリプト(要は色彩設計原案のようなもの。イメージボードも多少兼ねてる気はします)を担当された事からも分かりますね。この「ハロ」は色やカット一つとっても拘りが凄いのですが、それの下支えをしたのがおつまみさんというわけです。(まあコンテ演出原案の時点で…という感じではありますが)
例えばこのドットとクワッスを見て頂いても色の拘りが分かりますし、この前後で背景の色が細かく変わっていて、それがライジングボルテッカーズ勢全員に用意されているのがどれだけ拘るんだ…と思わせてくれます。
後は撮影技術のクレジットにVFXとモーショングラフィックスが入っている所ですね。
撮影は、背景と原画を組み合わせるだけでなく、いわゆるエフェクト類も組み合わせる作業になるので、最終的にできるエフェクト周りが巧く出来ているかは撮影班の上手さにかかってくるわけですが、ここも「テラパゴスのかがやき」というサブタイトルに恥じないように、立体的かつ光の要素も多めに配置しているわけです。
VFXというのは要は現実で出来ないエフェクトを再現する部門にはなるので。
一番最初のこの部分の立体的なペンダントの見せ方、そしてテラパゴスの綺麗さに驚かれた方もいると思うのですが、ここなんかは正しくVFXの恩恵を受けている所だと思うんですね。
そして個人的に一番良いと思っているのがテロップデザインの方を個別に入れてテロップが高級なものになっているという事ですね。
僕はあまりOPとEDのノンクレジット版というのが好きではなくて、スタッフ陣を見たいのも含めてOPとEDはクレジットがあってこそだろう、と思っている分このテロップデザインは絵に合ったものを設けて欲しいと、思っている口なのでまさかここまで綺麗な字体で作ってくれるとは思わなかったので嬉しかったですね。
場面ごとにテロップの色を変えているのもそうなのですが、カクカク過ぎず柔らかすぎず丁度良い綺麗な字体を維持しながらも、薄く発光させる事で「テラパゴスのかがやき」を意識しているこの技術…深夜アニメっぽいというのも含めて流石だと思いました。
しかもこのカット、ただアサギ号を真横のカメラで左から右にスライドしているだけなのに、凄く高級に見えるんですから、如何に絵の見せ方、煙のエフェクトのかけ方が素晴らしいかというのを示していると思います。
と、これだけのスタッフ陣に支えられている「ハロ」ですが、「ハロ」の意味は太陽または月の周りにできる暈(かさ)。暈(うん)。という事らしいです。
要は月と太陽が輝く際に周辺にできる虹色の輝きをいうのですが、これをラストカットに持ってきて答え合わせをしているのがこの映像の良い所だと思うんです。
ライジングボルテッカーズみんなで一致団結するポーズと重ねてその先の輝きを…という意思表明も見えるカットですから、綺麗さも含めて良いカットだと思うわけです。
そんな「ハロ」を象徴するように、リコに月のモチーフを、ロイに太陽のモチーフを持たせて幼少期の記憶、2人のキーアイテムの発動、各ポケモン達との交流の三段階に分けてダブル主人公を綺麗に見せるコンテが、ダブル主人公のこれ以上ない"紹介"になっていて非常に良いと思いました。
思えばリコの最初のニャオハとの第一歩は夜でしたし、アレックスとルッカの後ろに居ながら自分の思う言葉が出ずにいたのを、ニャオハと出会いペンダントの輝きと共に始まり、アサギ号にいる…
これはロイも同様で、ロイがアサギ号に乗って最初に見た景色は夕日であり、絵本で黒いレックウザを知った事から始まって、いにしえのモンスターボールを持ってロマンを追い求めて、アサギ号にいる…
2人共最後にポケモンと行き着いた先がライジングボルテッカーズであり、アサギ号である、というドラマ性もここから読み取れるのが良いんですよね。
月と太陽、モチーフは違えど共通点も持ちながら同じ場所で輝いている、というわけです。
そこからライジングボルテッカーズの面々の紹介を兼ねてからのサビ、アサギ号の真横カメラのシーンの後は黒いレックウザの背中に乗ってのライジングボルテッカーズの面々のドタバタ劇というのもコミカルで良いんですよ。
リコの慌てぶりもいいですし、最後にメタグロスに乗って余裕そうなモリーとオリオの女性陣2人の姿もまた微笑ましいんですよ。
そこからエクスプローラーズの面々…は最後に回して、先に上手く行かないアメジオとそれを見るハンベル、という厳しい構図になっているのが、アメジオもまた裏主人公として悩みながら成長していくのかな、というのが分かるカットにはなってましたね。
そして最後は六英雄を見せ、リコがテラパゴスを持ってルシアスの居る所に会いに行く想像図で締められると…
ルシアスがリコと同じ目をしていたのが気になりますが、関係している所はあるでしょうし(何せペンダントがダイアナの家にあったわけなので)、ここでの太陽をバックにしての輝きのカットも、ルシアスが上に来ている分どれだけここに行き着くまで大変な道のりになるか、というのを示しているようで長い旅になりそうだな…とは思いました。
本当のラストカットのテラパゴスの本当の姿になった時に手を伸ばしているカットが挟まれるのは、そこに行き着くまでの危機を示しているのか、ルシアスの過去のカットなのか…何せ100年前という意外と新しい年数の話になってくるので、その経験を見るというのは意外とできそうなものなのでそこも楽しみにしたいと思います。
というわけでざっとではありますが「ハロ」の映像を振り返っていきましたが、この映像クオリティレベル、とは言いませんが、ワクワクする冒険劇を改めて見せて欲しいと思います。
絵コンテ,演出:冨安大貴/作画監督:伊藤京子/アクション作画監督:忍田雄介
と、簡単なスタッフ構成だと上のような布陣で、クリエィティブディレクターの冨安さんが、正にXYの副監督時代の働きをしてくださって凄まじいものに仕上がっていて、メインアニメーターの忍田さんがガッツリアクション作監で入る事で動きにキレも出て素晴らしいものになっていると思うのですが、もっとここのクレジットを細かく書くと凄い事になりましてですね…
まずはカラースクリプト、コンテ演出原案、仕上げのおつまみさんですね。
おつまみさんの仕事は空を飛ぶピカチュウ回にてカラースクリプト(要は色彩設計原案のようなもの。イメージボードも多少兼ねてる気はします)を担当された事からも分かりますね。この「ハロ」は色やカット一つとっても拘りが凄いのですが、それの下支えをしたのがおつまみさんというわけです。(まあコンテ演出原案の時点で…という感じではありますが)
例えばこのドットとクワッスを見て頂いても色の拘りが分かりますし、この前後で背景の色が細かく変わっていて、それがライジングボルテッカーズ勢全員に用意されているのがどれだけ拘るんだ…と思わせてくれます。
後は撮影技術のクレジットにVFXとモーショングラフィックスが入っている所ですね。
撮影は、背景と原画を組み合わせるだけでなく、いわゆるエフェクト類も組み合わせる作業になるので、最終的にできるエフェクト周りが巧く出来ているかは撮影班の上手さにかかってくるわけですが、ここも「テラパゴスのかがやき」というサブタイトルに恥じないように、立体的かつ光の要素も多めに配置しているわけです。
VFXというのは要は現実で出来ないエフェクトを再現する部門にはなるので。
一番最初のこの部分の立体的なペンダントの見せ方、そしてテラパゴスの綺麗さに驚かれた方もいると思うのですが、ここなんかは正しくVFXの恩恵を受けている所だと思うんですね。
そして個人的に一番良いと思っているのがテロップデザインの方を個別に入れてテロップが高級なものになっているという事ですね。
僕はあまりOPとEDのノンクレジット版というのが好きではなくて、スタッフ陣を見たいのも含めてOPとEDはクレジットがあってこそだろう、と思っている分このテロップデザインは絵に合ったものを設けて欲しいと、思っている口なのでまさかここまで綺麗な字体で作ってくれるとは思わなかったので嬉しかったですね。
場面ごとにテロップの色を変えているのもそうなのですが、カクカク過ぎず柔らかすぎず丁度良い綺麗な字体を維持しながらも、薄く発光させる事で「テラパゴスのかがやき」を意識しているこの技術…深夜アニメっぽいというのも含めて流石だと思いました。
しかもこのカット、ただアサギ号を真横のカメラで左から右にスライドしているだけなのに、凄く高級に見えるんですから、如何に絵の見せ方、煙のエフェクトのかけ方が素晴らしいかというのを示していると思います。
と、これだけのスタッフ陣に支えられている「ハロ」ですが、「ハロ」の意味は太陽または月の周りにできる暈(かさ)。暈(うん)。という事らしいです。
要は月と太陽が輝く際に周辺にできる虹色の輝きをいうのですが、これをラストカットに持ってきて答え合わせをしているのがこの映像の良い所だと思うんです。
ライジングボルテッカーズみんなで一致団結するポーズと重ねてその先の輝きを…という意思表明も見えるカットですから、綺麗さも含めて良いカットだと思うわけです。
そんな「ハロ」を象徴するように、リコに月のモチーフを、ロイに太陽のモチーフを持たせて幼少期の記憶、2人のキーアイテムの発動、各ポケモン達との交流の三段階に分けてダブル主人公を綺麗に見せるコンテが、ダブル主人公のこれ以上ない"紹介"になっていて非常に良いと思いました。
思えばリコの最初のニャオハとの第一歩は夜でしたし、アレックスとルッカの後ろに居ながら自分の思う言葉が出ずにいたのを、ニャオハと出会いペンダントの輝きと共に始まり、アサギ号にいる…
これはロイも同様で、ロイがアサギ号に乗って最初に見た景色は夕日であり、絵本で黒いレックウザを知った事から始まって、いにしえのモンスターボールを持ってロマンを追い求めて、アサギ号にいる…
2人共最後にポケモンと行き着いた先がライジングボルテッカーズであり、アサギ号である、というドラマ性もここから読み取れるのが良いんですよね。
月と太陽、モチーフは違えど共通点も持ちながら同じ場所で輝いている、というわけです。
そこからライジングボルテッカーズの面々の紹介を兼ねてからのサビ、アサギ号の真横カメラのシーンの後は黒いレックウザの背中に乗ってのライジングボルテッカーズの面々のドタバタ劇というのもコミカルで良いんですよ。
リコの慌てぶりもいいですし、最後にメタグロスに乗って余裕そうなモリーとオリオの女性陣2人の姿もまた微笑ましいんですよ。
そこからエクスプローラーズの面々…は最後に回して、先に上手く行かないアメジオとそれを見るハンベル、という厳しい構図になっているのが、アメジオもまた裏主人公として悩みながら成長していくのかな、というのが分かるカットにはなってましたね。
そして最後は六英雄を見せ、リコがテラパゴスを持ってルシアスの居る所に会いに行く想像図で締められると…
ルシアスがリコと同じ目をしていたのが気になりますが、関係している所はあるでしょうし(何せペンダントがダイアナの家にあったわけなので)、ここでの太陽をバックにしての輝きのカットも、ルシアスが上に来ている分どれだけここに行き着くまで大変な道のりになるか、というのを示しているようで長い旅になりそうだな…とは思いました。
本当のラストカットのテラパゴスの本当の姿になった時に手を伸ばしているカットが挟まれるのは、そこに行き着くまでの危機を示しているのか、ルシアスの過去のカットなのか…何せ100年前という意外と新しい年数の話になってくるので、その経験を見るというのは意外とできそうなものなのでそこも楽しみにしたいと思います。
というわけでざっとではありますが「ハロ」の映像を振り返っていきましたが、この映像クオリティレベル、とは言いませんが、ワクワクする冒険劇を改めて見せて欲しいと思います。


















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