さて、今回は僕ヤバの感想を書いていきたいと思います。
それでは続きからどうぞ。

第21話「僕らは約束した」
脚本:花田十輝/絵コンテ:稲垣隆行/演出:久保太郎/作画監督:岡田絵里香,前田園香,森円美,他6名

女優でない等身大の「山田杏奈」を知っているからこそ市川は真摯に、そして普通に向き合う…大分成長したなぁと思った話でした。

というわけで撮影先の広島での山田のスマホ水没事件と豚野郎の話の二本立てでしたが、それなりに原作から変えられていた部分もありましたね。
豚野郎ことニコが市川と連絡を取る様がタナトスをブロック解除してDMを送る事でLINE交換したり、山田のお母さんがかなり恋する山田の事を応援しているような描写になっていたり(市川からの電話に出た時に微笑んでいたり)、原作では「好きです」の部分が市川と山田で一致している描写はあれど山田が誰を、と明言していなかったですがここではちゃんと「京太郎が」と言っていたり、という感じでしょうか。

広島で大物俳優のやる役の娘役で出る事になってかなり「秋野杏奈」としての存在感のウェートが大きくなっていく中で、市川はちゃんと「山田杏奈」として接しようと頑張ってるのが今回の話の一番の見せ所で。
山田のお父さんの所に突撃したのもそうですね。山田以外だったら結構引かれてそうな描写ですけど、特にアニメでは誰かに襲われてスマホが水没したように見えましたし(原作では不注意でスマホが落ちてしまった視点を見せているのでアニメ程緊迫感がないので)、それを心配してここまで行動できるのであればそれは山田からの評価も上がりますし、
山田も山田でお父さんに電話でこういうことがあったと話をしてくれと市川の家のメモを見せていたので相当信頼して心配をかけているのが伝わってきたので相互関係が良く出来てるんですよ。

その補強として豚野郎という「秋野杏奈」の厄介オタク兼昔の市川の姿の存在を出す事で、世間一般の反応に惑わされずにただ山田を見続ける市川の強さを引き出したのが巧いと思った次第です。
小林も話してましたが「山田は山田」であり、市川もたびたび女優としての山田との距離感について葛藤するシーンがありながらも山田を見続けてきていますが、
それでも惑わされる事がある、というのを豚野郎を使って改めて認識させていたので。
それでも豚野郎であるニコに面と向かって「山田杏奈」として接している空気感を出しつつ警告もしていたのは多分豚野郎フィルターを通していたからな面もありながら相当成長したなと思いました。
それでも山田を心配して靴をあべこべに履くレベルではあったもののそれも山田からしたら好ポイントだっただろうなと思いますね。

という何度も繰り返し描かれている「山田杏奈」として接する市川の成長回でした。山田のご両親からも正式に仲を認められたようなものですし、「京太郎」呼びも板についてきたのでどうなるか、という感じですね。
次回からいよいよ中学三年という事でどうアニメで描写されるか楽しみです。