さて、今回は先週に引き続いて大橋さん脚本によるサクラ再登場の回の感想を書いていきたいと思います。
それでは続きから感想です!

無印第228話「エーフィとサクラ!エンジュシティふたたび!!」
脚本:大橋志吉/絵コンテ:井硲清高/演出:浅田裕二/作画監督:岩根雅明

カスミがサトシやタケシと出会えたように、サクラも旅の中で様々な出会いと経験を伴うことができると願って…

というわけで前回のサクラ回よりもバトル要素を薄めて、サクラの精神的成長に焦点を当てた事で、大橋さんの良さが話になりましたね。(流れ自体はテンプレゲスト回の流れでしたけど、肉付けが良く出来ていたらそれでいいんです)
岩根さんの作画での遊び具合も井硲さんのコンテ効果は分かりませんが相当イキイキしていたように見えましたし、4姉妹サイドの踊りの方も優雅に描く事が出来ていましたしね。

しかしロケット団サイドも屋敷を作った上で、「ポケモンと人間の踊りが上手く行かない→ポケモン達だけで特訓とおびき寄せる→落とし穴からの檻」と中々凝った事しましたね。前に檻に入れようとして失敗したからこそ一網打尽を狙った感じですね。
でもエーフィだけいなかった事にムサシが固執した結果、逃げ場所をクロバットの超音波でも見つけられなかったレベルだったのにエーフィサイドの見え見えの罠に引っかかったんですから、大橋さん特有のムサシの女王様気質とロケット団らしい油断が出た所だと思いました。
この為にウツボットとアーボックに踊りを仕込んだのに…という感じですが、この「ポケモンが踊りが出来ない」という設定は第三世代以降だとコンテストが出てくる関係上当てはまらなくなっていくので、無印だからこそできた設定だとも思いました。

そしてサクラの方も、サニーゴゲットからのうずまきカップでの活躍等、いろんな出会いを通じて強くなっていくカスミを見て奮起しつつ、エーフィの危機管理能力を利用して囮作戦を達成する辺りは、自立しているサクラの成長が見られて良かったと思います。
技構成自体はでんこうせっか、スピードスターはイーブイの延長線上という感じこそしましたが、サイケこうせんでしっかりウツボットとアーボックの効果抜群と混乱を引き出していたので、なつき進化+朝昼での進化というエーフィとサクラの絆が見えた所ではありました。
だからこそ4姉妹サイドもサクラに旅の許可をしたわけですし。自分から動ける姿を見せられたら、という事ですね。
勿論カスミ達についていくのではなく、1人で様々な出会いをしていく事を決めた事もそうですね。ここでカスミが自身の三姉妹から見送ってもらった事を思い浮かべて、「サクラの旅の様子を今度は聞かせてね」という所は、重ね方が秀逸だと思いましたね。

ちなみにこの回ではカスミはサニーゴを出していましたが、そのサニーゴ登場回は大橋さん脚本だったので、上手い事自身の脚本を活かしているなとは思いました。これも最初のサクラ回から結構時が経ったからこその思い出の積み重ね方だとも思いましたし。
そしてここから更に時が経過して、「週刊ポケモン放送局」のサイドストーリーで再登場するわけですから、(しかもカスミのジム関連+大橋脚本)結構大橋さんはサクラ(+カスミとの関係性)を好いていたケースはあったんだなと思いました。

というわけで来週からはいよいよ「メガボルテージ」初回1時間スペシャル、という事で楽しみにしたいと思います。