さて、今回はキミプリの感想メモを載せていきたいと思います。
それでは続きからどうぞ。

第21話「とびっきり!キセキのユニゾン!」
脚本:大河内一楼/絵コンテ:佐藤雅教/演出:岩井隆央/作画監督:廣中美佳,稲上晃



キミプリ21話 メモ
・うたに必要だったのは「前に進む事」だった、というのはどんな時でも「笑顔のユニゾン」と「新たな思い出」を紡いでいく姿勢で示したその脚本力は、流石は大河内さんという物だったと思う。
・何というか、久々にうたに主人公らしさを見たというか…

・正直「推しモード」の時のうたには、1人間として推しを作る事のリアルさはともかくとして「自分もアイドルなのにその浮かれぶりはどうなのよ?」と思っていたので、うたの主人公像とはこういうもの、と今回の「前に進む事」で示してくれたのは今後においても重要だったと思う。

・それは本来メインライターがやるべきだとは思うけれども、まあ今回で示してくれたので置いておいて。
・和の「失敗する事が子供の務め」という言葉は、うたが本来自由に前に進んでいる事を知っているからこその言葉だとも思うので、そこはイケパパの所が出ていたと思う。

・音としても、うたが泣いている事に気づきながら、という感じだったので、二つの「ありがとう」の意味もあったと思う。
・そこからの写真を見て泣いている事から「新たな思い出」に続くためにノックもそこそこに勢いよく扉を開ける&写真を撮る、という前の向き方の示し方はこれが「うたらしさ」と。

・写真は思い出の象徴として使われる事が多いけれども、能動受動と棲み分けとして使う、というのは上手かったとは思う。
・グミの販促についても、速攻でプリルンがクローバーを引いたらうたが来た、という意味で効果はあったと思うし。

・だからこそ最初の最初である「笑顔のユニゾン」をうたとプリルンが共鳴する事で、プリルンが最初に出会った「うたの歌」が心の奥底から出てきて「奇跡」になったと。
・「奇跡」と一言で表すには結構なロジカルがあったのは、見せ方として良かったと思う。

・メロロンもまだ心を開いていないとはいえ、プリルンの「ぽっかり」を埋めようとグミを調達した時点で、優しさはあるだろうな、と思ったので次回のアイドル対決で仲を深められると良いんだけれども…
・コンテもわんぷりのSDである佐藤さんという事で、好きな空気感が出ていたと思う。

・うたの足の描写や、プリルンを隠そうとメロロンがドアを閉める、という所からのうたのドアを開ける勢いの良さの対比のさせ方だったり。今後も監督勢の一員として入ってくれるといいんだけれども…

以上となります。ここぞのタイミングでの大河内さんの登板は大成功だったと思ったプリルンの記憶取戻し回でした。
次回は稲葉さん脚本、林嘉姫(イムガヒ)さん演出という事で、どうメロロンの気持ちに折り合いをつけていくでしょうか?