さて、今回はコナン旧作アニオリの感想ポストをまとめていきたいと思います。
それでは続きからどうぞ。

名探偵コナン 第255話「松江玉造連句14番勝負 (前編)」
脚本:古内一成/絵コンテ:山本泰一郎/演出:伊藤真朱/作画監督:村中ひろび



「松江玉造連句14番勝負 (前編)」
2001年放送。この年から始まったミステリーツアーですけど、初年度は2本放送されてその2本目がこの話となります。
正直、連句しているシーンと八重垣神社の新蘭描写しか覚えていなかったので見返すには丁度良いと思って見た次第です。

話としては、連句の会に使う発句を松江の観光地にて詠んでもらっている最中に、牛窪が殺されているのが見つかる、という事件になりますね。
まあ牛窪に関しては投資をしながら金銭トラブルを連句の会に入って起こしていた時点で殺されるべくして、という感じではありました。

この回の面白い所は連句に準えて、「発句は見た物をそのまま句にする必要がある」という事ですね。
なので松江の観光地描写との両立はできる、という事でこれは古内さんも上手く考えたな、と思った次第です。
だからこそみずきの休憩所からだと紅葉が見えない事やアリバイの詳細も分かりやすくなっていたと思います。

そしてアニオリの新蘭描写といえば、でこの回が上がる要因になっている八重垣神社の描写ですよね。
コナンとしては縁結びの神社であるここの存在を知っていたとはいえ観光に組み込まなかったのは、新一の事を蘭が想起してしまうからでしょう。

自分が近くにいるけれどもそれを言えなく、蘭に新一の喪失感を思い出させてしまう…その部分を勝平さんを引っ張り出してまで新一の姿で言わせる、という所に古内さんのキャラ描写の良さが出ていたと思います。
子犬とのたわむれの中で、蘭に対しての申し訳なさを募らせていたと思うと…

という前編でしたが、個人的には八木沢を見ていたみずきが気になっていますが何か関係してくるでしょうか?
後編は恐らくまるまる連句の場が舞台になる、というイレギュラーさも中々攻めてるなとは思います。ここは何となく覚えていたので。