さて、今回はターボレンジャーの感想メモを載せていきたいと思います。
それでは続きからどうぞ。

第22話「青春ロード!」
脚本:曽田博久/監督:長石多可男

バイクで青春の空気感を謳歌、というのが如何にも89年だなぁ、なんて思ってしまった「青春ロード」回だった。

ただここでのポイントは山口先生の昔教え子を死なせてしまった事の後悔から、ヤミマルである光の正体を知らない状態で改心を促した所だろう。
その前にスモウボーマとの一件で結構暴魔百族に対しても首を突っ込む所からして、教師としての肝が座っているのを感じた所で、バイクで暴走する光に対して危ないから、と説得すると。
太宰博士に対しても藤井さんの脚本で惚れてる空気感を出しておきながら、力のバイク勝負を何で止めないの!とばかりに食ってかかっていたので、当時の女性教師としては相当凄い行動力だなと感じた次第。
その誰であっても平等に接する姿勢に、力が改心してヤミマルがレーサーボーマに対して無理しそうなところを止めた辺りは、正に「高校生戦隊の良さ」が見えた気がした。要は大人の格言をドラマに組み込みやすいという意味で。
そうやって気持ちは受け継がれていくんだなぁ…と感じた次第。

ヤミマルにしても結構思う所があったようなので、そこは過去に何かがあった事が関係しているような気がする。
まあレーサーボーマに関しては、そのドラマのために描かれた様なキャラなので、レーダの珍しい出動回でもそこまで印象には残らなかったけれども…漁夫の利を狙うのは幹部として良いのかね…?


第23話「幽霊いっぱい」
脚本:藤井邦夫/監督:長石多可男

夏の日の幽霊騒ぎをそのまま切り取った、という感じの回だった。

なので端的に息抜き回にはなったものの、ゾンビでなく幽霊にさせた所に、神出鬼没で自由に出したい放題、という怖さを見出せていたと思う。
俊介とはるな、そして花子の3人で逃げていく際の暗闇の中の怖さは相当なものがあったと思うし。
妖精の羽についてもユウレイボーマを封じていた要素であり、シーロンと同じ類の羽を花子が持っていたという事からして、妖精を信じる子供の気持ちを鍵にしていて、これも一つの妖精要素がなす神秘的な見せ方だなと思った次第。

後幽霊姿になってユウレイボーマを探していた所は、タメイキボーマの時のコスプレ回を思い出したので、藤井さんはやはりそういう要素が好きなんだなと思った。しかし幽霊っぽくしていれば幽霊にされた人々も騙されるものなんだな…


第24話「怖い!夏の海」
脚本:曽田博久/監督:新井清

プリキュアの時のような夏休みシリーズ、という感じで随分と突飛な発想の話を曽田さんは考えつくものだ…

要は前回と同じ流れで、地方ロケからの子供が頑張るタイプの話だったわけだけれども、今回は行川アイランドでのヤシノキボーマとの一戦で、人々を仮面にしてトーテムポールにして儀式をする事で遠方のヤシノキボーマを物理的に呼び寄せる(海を漂流させる)という何とも回りくどい事をしていたと。踊り子の人達はそのまま脅して使わせるんだな…
しかも儀式でパワーを使い切った暁には仮面にされた人々は死ぬという事で、そこは水に顔をつけられなかった男の子の頑張りどころだったと思う。

崖の上から飛び降りて両親を助けようと動く様は、危機的状況の中での勇気をターボレンジャーからもらったという解釈ができそうな気はする。まあ戦隊話の典型的と言われればそうかもしれないが…
今回はハワイアンズ風の踊りがテーマとしてあったので、「戦士の踊り」を踊っていた男性陣が、ヤシノキボーマに直接立ち向かえなくても踊りでターボレンジャーを鼓舞する姿は、自分達のできることをちゃんとやっていたように思う。

行川アイランドの様子も如何にも89年らしい昔っぽさが見えたので、そういう意味でも絵的に面白い回ではあったと思う。
というか全員出動の話だったけれども、賑やかしのズルテンが1番印象に残るのはどうなんだろうか…