さて、コナンサイドのプリキュアコラボ回である「はなまるな真実(アンサー)」が、感想ポスト集でも絶賛したように、僕的には相当この話刺さったんですよね。

今回はその理由を、「ヒーローショー」に準えながら書いていきたいと思います。
それでは続きからどうぞ。

理由としてはプリキュアコラボだから、というのではなく、「魔法要素無しでどうコナンでプリキュアを描くのか」の「アンサー」が、大和屋さんや他のスタッフの方々によって完璧に描かれていたから、というのが大きかったからですね。
勿論、普通のアニオリでキッドを出したのも大きかったですけど(まあプリキュアコラボ回に関してはナンバリングではなく特別編ですけども)、この「アンサー」として出したキッドの存在が、あまりにも大きかったのはありました。

プリキュアサイドのコナンコラボ回が、目線を子供目線にして、少し謎解き周りを難しくしながら、コナンのお決まりをとにかく配置する事で(「江戸川コナン、探偵さ」「いっけーー!」、眠りの⚪︎⚪︎、蘭の空手等々)、ただただ楽しいコラボ回を、基本何でもありなプリキュアだからこそ実現したのに対し、
コナンサイドのプリキュアコラボの方が、子供向けに謎解き周りを平易にしてコナン映画のジャンルである「アクションサスペンス」にした上で、目線を大人にしてキッドを絡ませる事で、「夢を壊さない為の"嘘"で、歩美ちゃん(を始めとしたプリキュア好きな女の子)の"本当"を守る」形を完璧に作り出したのが僕的には評価できた、という話ですね。

無論、プリキュアサイドのコナンコラボ回が面白くなかったという話ではなくて、僕がなんでもありよりも制約がある中でどう魅せるか、の工夫が見える方が好き、というのはあります。
それをコナンサイドのプリキュアコラボはできていたと思いますし、後々考えてみたらこのギミック、ヒーローショーに似ているなと思ったんですね。
ヒーローショーは勿論話自体がフィクションなので本物のキャラが出てくるわけではありませんし(何ならスーツアクターの方も本人ではなく、ヒーローショーで違う方が入っている)、魔法のエフェクト等が出るわけではありません。
ですが子供はそのヒーローを「本物」として見て楽しんで、後々のグリーティングでも本物のヒーローと握手したりハイタッチしたりして触れ合って満足して帰るわけですよ。
そこにヒーローショーの奥深さを感じますし、それこそがキッドが歩美ちゃんの前にキュアアンサーとして現れた1つの理由にもなっている、と感じたわけです。
いくら「嘘」であったとしても、スーツアクターの人達の頑張り、それを見て子供が喜ぶその姿は正に「本物」ですからね。

まあ、Twitterの反応を見ていると、コナンサイドのプリキュアコラボは大人目線なのでその裏側を描いている分、子供達は「キュアアンサーだと思ったらアンサーから男の人の声がする…」みたいな反応があったみたいですけど、そこはコナンの世界はそういうもの、として大人になった時に理解してもらえたら…とは思っています。
でもこれがある種るるかの「嘘」に対して疑念を抱きつつ、少しずつ意図が見えて「違うのではないか?」と感じている、あんなとみくるに被って見えるのが面白いところなんですよね。




ありがたいことに、このポストが少し伸びましたが、以前に書いた記事にて、るるかは怪盗サイドについた事で、嘘に対してのハードルが良い意味で下がったという話をしました。
それをそのまま今回のキッドに当て嵌めると…という話ですね。怪盗であり、「嘘だけれども、その人にとっては本物」と説いた事は、そのままるるかとキッドの共通点にもなっているわけです。
しかも今回は「ダブル・フライング・スペクトル(ウィズサッカーボール)」という形で「名探偵と怪盗の共闘」もやりましたからね。大和屋さんはどれだけ先見の明があるんでしょうか…

なので子供達には後でアルカナ・シャドウの真意を知った後で、キッドのした事を理解してもらえれば良い…とは思ってますね。
という感じで、ヒーローショーに準えた考察記事は以上になります。良いコラボをありがとうございました。